外務省・新着情報

令和5年7月14日
テーブルにつき、会合を行う、日米韓の外相の様子
会合で発言する、林大臣の様子
起立して正面を向き、写真撮影に応じる、日米韓の外相の様子

 現地時間7月14日(金曜日)午後7時頃(日本時間14日(金曜日)午後9時頃)から約50分間、ASEAN関連外相会合に出席するためインドネシア(ジャカルタ)を訪問中の林芳正外務大臣は、アントニー・ブリンケン米国国務長官(The Honorable Antony Blinken, Secretary of State of the United States of America)及び朴振(パク・チン)韓国外交部長官(H.E. Park Jin, Minister of Foreign Affairs of the Republic of Korea)との間で、日米韓外相会合を行ったところ、概要は以下のとおりです。
 なお、会合終了後、日米韓外相共同声明(仮訳(PDF)別ウィンドウで開く英語(PDF)別ウィンドウで開く)が発出されました。

  1. 三者は、それぞれ強化された二国間関係を土台として日米韓連携を新たな高みに引き上げるべく、米国提案の日米韓首脳会合の機会を含め、三か国間で引き続き緊密に連携していくことで一致しました。
  2. 三者は、12日の北朝鮮によるICBM級弾道ミサイル発射は、国際社会の平和と安全を脅かすものであるとして強く非難しました。その上で、日米韓安全保障協力を含む地域の抑止力、対処力の強化や国連安保理決議の完全な履行の確保において引き続き緊密に連携することを確認するとともに、2024年には日米韓三か国が国連安保理に揃うことも念頭に、安保理での連携について一層深化させていくことで一致しました。北朝鮮との対話の道が開かれていることについても認識を共有し、この観点からも日米韓で一層緊密に連携していくことを確認しました。また、林大臣から、拉致問題について両長官から一貫した支持を得ていることに謝意を表明しました。
  3. さらに、三者は、日米韓協力の戦略的重要性を踏まえ、ウクライナ情勢を含む地域情勢、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた連携、経済安全保障分野での協力強化、ALPS処理水に関する偽情報の拡散防止における連携等についても意見交換を行いました。
  4. 三者は、今後とも、日米韓の連携を重層的に進めていくことで一致しました。

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