外務省・新着情報

令和5年6月22日
正面を向き、握手を交わす、両外相の様子
テーブルにつき、会談を行う、両外相の様子

 現地時間6月22日午後5時28分(日本時間23日午前0時28分)から約55分間、「新たな国際的開発資金取決めのための首脳会合」に出席するためフランスを訪問中の林芳正外務大臣は、カトリーヌ・コロンナ仏欧州・外務相(H.E. Ms. Catherine COLONNA, Minister for Europe and Foreign Affairs)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、大臣就任後初めてパリを訪問できたことをうれしく思う旨述べつつ、「新たな国際的開発資金取決めのための首脳会合」を開催したフランスのイニシアティブに敬意を表する旨述べました。また、前日にパリ中心部で発生した爆発について心からお見舞いを申し上げる旨述べました。コロンナ外相からは、G7広島サミット及びG7長野県軽井沢外相会合の際の日本のホスピタリティに謝意を表しつつ、日本との間で協力を一層強化していきたい旨発言がありました。
  2. 林大臣から、日仏関係が、安全保障・防衛、経済・科学技術、地球規模課題への対応、文化・人的交流等の幅広い分野で進展していることを歓迎する旨述べました。両外相は、外交分野における経済安全保障に関する作業部会を立ち上げることで一致しました。また、両外相は、仏フリゲート艦「ロレーヌ」の東京港への寄港と海上自衛隊及び航空自衛隊との共同訓練に見られるような具体的な協力を引き続き推進していくことで一致しました。
  3. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応について、ウクライナに公正かつ永続的な平和を実現すべく、厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していく必要があることについて一致しました。また、両外相は、中国や北朝鮮を含む東アジア情勢について意見交換を行い、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等においても、引き続き連携していくことで一致しました。

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