外務省・新着情報

令和5年6月21日
議長を務める林外務大臣
G7外相会合の様子

 現地時間6月21日午後12時15分(日本時間同日午後8時15分)から約55分間、英国を訪問中の林芳正外務大臣は、本年の日本議長国下で3回目となるG7外相会合を開催したところ、概要は以下のとおりです(G7外相が出席。ただし、カナダは国際開発大臣、EUは駐英EU大使が代理出席)。

  1. 冒頭、林大臣から、ウクライナ復興会議の開催に係る英国政府の取組を高く評価した上で、ウクライナに平和と繁栄を取り戻すべく、引き続き緊密に連携したい旨発言しました。また、他の出席者からも、ウクライナ情勢に関する発言がありました。
  2. ブリンケン米国務長官から、同長官の直近の訪中の結果について説明があり、林大臣から、中国に対して率直に関与し、我々の懸念を直接表明するとともに、対話を通じて建設的かつ安定的な関係を築くことが重要であり、ブリンケン国務長官の訪中の結果に注目している旨発言し、他の出席者からも、中国情勢等につき発言がありました。また、G7長野県軽井沢外相会合及びG7広島サミットのフォローアップを含め、引き続きG7で連携していくことを確認しました。
  3. なお、北朝鮮に関して、林大臣から、北朝鮮は先週(15日)、少なくとも2発の弾道ミサイルを発射し、いずれも日本のEEZ内に落下した、これは5月31日の衛星発射に続く安保理決議違反であり、断じて容認できない、引き続きG7で緊密に連携したい旨述べるとともに、今後もインド太平洋地域に関する議論を深めていきたい旨述べました。

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