外務省・新着情報

令和5年6月21日
握手する両外相

 現地時間6月21日午前11時31分(日本時間21日午後7時31分)から約20分間、ウクライナ復興会議に出席するため、ロンドンを訪問中の林芳正外務大臣は、ジェームス・クレバリー英国外務・英連邦・開発相(Rt Hon James CLEVERLY MP, Secretary of State for Foreign, Commonwealth, and Development Affairs of the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、林大臣から、英国によるウクライナ復興会議の時宜を得た開催に対して敬意を表する、「日英広島アコード」を踏まえた日英関係の一層の緊密化に向けて連携していきたい旨述べました。クレバリー外相から、ウクライナ復興会議への参加への謝意が述べられ、先月の日英首脳会談を踏まえ、日英関係を一層強化していきたい旨発言がありました。
  2. 林大臣から、安全保障分野においては、日英部隊間協力円滑化協定(RAA)の早期発効を目指して引き続き緊密に連携していくとともに、同盟国・同志国との連携の強化を進めていきたい旨述べました。CPTPPについて、林大臣から、今後英国が加入することを歓迎する旨述べるとともに、両外相は戦略的観点を踏まえて率直な議論を行いました。両外相は、経済安全保障の分野における連携や、人的交流の活性化に向けた取組を続けていくことを確認しました。
  3. 両外相は、ロシアによるウクライナ侵略への対応について、ウクライナに公正かつ永続的な平和を実現すべく、厳しい対露制裁と強力なウクライナ支援を継続していく必要があることについて一致しました。また、両外相は、中国や北朝鮮を含む東アジア情勢について意見交換を行い、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応等においても、引き続き連携していくことで一致しました。

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