外務省・新着情報

令和5年5月26日
正面を向き、笑顔で握手を交わす、林大臣とウォン副首相兼財務大臣の様子
テーブルにつき、会談を行う、林大臣とウォン副首相兼財務大臣の様子

 5月26日、午後5時30分から約35分間、林芳正外務大臣は、外務省賓客として訪日中のローレンス・ウォン・シンガポール共和国副首相兼財務大臣(H.E. Mr. Lawrence Wong, Deputy Prime Minister and Minister for Finance of the Republic of Singapore)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 冒頭

 林大臣から、訪日に対する歓迎の意を表明した上で、本年の日ASEAN友好協力50周年も踏まえつつ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けてシンガポールとの連携を更に強化していきたい旨述べました。これに対し、ウォン副首相兼財務大臣から、日本政府の歓待に対する感謝の意が表されたほか、両国関係の重要性につき発言がありました。

2 二国間関係

 林大臣から、デジタル分野、「アジア・ゼロエミッション共同体」構想を含むエネルギー・気候変動分野、防衛装備協力を含む安全保障分野での協力を強化していきたい旨述べました。これに対し、ウォン副首相兼財務大臣から、各分野での協力の進展を歓迎するとしつつ、良好な両国関係を更に発展させていきたい旨発言がありました。

3 地域及び国際社会の諸課題に対する協力

  1. 林大臣から、G7広島サミットの成果につき説明し、こうした成果を12月の日・ASEAN特別首脳会議の議論につなげていく考えである旨述べました。これに対し、ウォン副首相兼財務大臣から、G7広島サミットの成功に祝意が表されたほか、地域や国際社会における諸課題について、日本と協力していきたい旨発言がありました。
  2. また、双方は、ロシアによるウクライナ侵略、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応、CPTPPのハイスタンダード維持等につき意見交換を行いつつ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化の重要性を確認しました。

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