外務省・新着情報
令和5年5月25日
5月25日、午後1時25分から約30分間、林芳正外務大臣は、チャン・ルー・クアン・ベトナム社会主義共和国副首相(H.E. Mr. Tran Luu Quang, Deputy Prime Minister of the Socialist Republic of Viet Nam)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。
- 冒頭、林大臣から、日越外交関係樹立50周年及び日ASEAN友好協力50周年という両国にとって歴史的な節目である本年にクアン副首相の訪日を歓迎する旨述べるとともに、「自由で開かれたインド太平洋」を実現していく上で重要なパートナーであるベトナムと引き続き緊密に連携していきたい旨述べました。それに対し、クアン副首相は、G7サミットの成功に祝意を表すとともに、広範な戦略的パートナーシップに基づいて両国関係の更なる発展のため尽力していきたい旨述べました。
- 林大臣とクアン副首相は二国間関係及び国際場裏における連携について意見交換を行いました。
- 林大臣からは、5月21日の首脳会談の際に、円借款3件に関する書簡の交換ができたことに触れつつ、ベトナムの更なる経済発展のため、日本の技術と知見を活かせる分野において円借款を活用し、積極的に支援する用意がある旨述べました。クアン副首相から、これまでの日本の経済協力によるベトナムの社会経済発展に対する支援に謝意が述べられ、双方は、日本のODA案件が円滑に実施されるよう協力していくことで一致しました。
- 林大臣から、国際社会が歴史的な転換期を迎える中で開かれたG7広島サミットの結果に言及しつつ、双方は、東シナ海・南シナ海情勢、核・ミサイル問題や拉致問題を含む北朝鮮への対応やミャンマー情勢において、引き続き、連携していくことを確認しました。