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2023年5月24日

地域の資源や特性を活かした新事業・新産業の創出につながる優秀な取組を表彰する「第12回地域産業支援プログラム表彰」(イノベーションネットアワード2023)の受賞事業・受賞者が決定しました。経済産業大臣賞は、東北ライフサイエンス・インストルメンツ・クラスター(TOLIC)の「東北地域のものづくり技術を結集したライフサイエンス機器創出拠点の形成」に決定しました。

1.「地域産業支援プログラム表彰」について

「地域産業支援プログラム表彰」は、地域産業の振興・活性化を促進することを目的に、地域特性に応じて、新事業・新産業を創出するための地域産業支援に係る優れた取組(地域産業支援プログラム)を表彰するものとして、一般財団法人日本立地センター及び全国イノベーション推進機関ネットワークにより、平成23年度に創設され、今年で12回目となります。平成28年度からは、地域産業の創出等の活動を主導し、地域の活性化に成果を挙げている個人への表彰も開始されました。

2.受賞事業・受賞者の審査・選考について

「第12回地域産業支援プログラム表彰」では、地域産業支援プログラムの対象として、27件、全国イノベーション推進機関ネットワーク堀場雅夫賞(個人賞)の対象として、4件の応募が、それぞれありました。
審査・選考は、表彰事業の実施者である一般財団法人日本立地センター及び全国イノベーション推進機関ネットワークが設置した、外部有識者による審査委員会又は全国イノベーション推進機関ネットワーク堀場雅夫賞選考委員会により、地域経済への波及効果、地域資源の活用度、取組の独自性や、創意工夫・熱意等の独自性・モデル性等の観点を踏まえて、公正に行われ、別紙のとおり各賞の受賞事業・事業者が決定しました。

3.経済産業大臣賞の受賞事業・受賞者について

地域の資源や特性を活かした新事業・新産業の創出につながり、先導的かつ具体的な成果を生み出している最も優秀な取組を、経済産業大臣賞として選考しているところ、今年度は、以下の受賞事業に決定しました。

受賞事業

東北地域のものづくり技術を結集したライフサイエンス機器創出拠点の形成

受賞者

東北ライフサイエンス・インストルメンツ・クラスター(TOLIC)

事業概要

TOLIC(Tohoku life science Instruments Cluster)は、「地域から世界へ発信するライフサイエンス機器産業を生み出す」ことを目的に立ち上げた民間主導の取組である。東北地域の先端工学技術と医学的インテリジェンスを融合させることで、ユニークなライフサイエンス機器産業の集積拠点の形成を目指している。民間主導という特色を踏まえ、会則で本気で取り組む企業の参加のみを認めている。TOLICは、東北から世界と直接ビジネスを展開することを目的に海外展示会への出展や海外マーケティングを積極的に行い大きな成果を上げている。一方、地域の次世代を担う高校生や大学生等を育成するために海外展示会への高校生等の派遣や大学・高専のインターンシップを受け入れるなど次世代の人材育成に重点を置いた活動も行っている。その結果、新規事業創出件数15件、ベンチャー企業8社の設立など着実に成果を挙げている。また、TOLIC会員のものづくり系企業の売上げは、2020年の42億円から2022年は66.8億円へと1.6倍の伸びをみせている。以上のように、TOLICは、地域の知的・人的資源に基づき、民間主導で世界を目指し活動している。

TOLICの体制

 

4.表彰式

日時:令和5年6月15日(木曜日)15時00分から16時00分
場所:TKPガーデンシティ御茶ノ水 三井住友海上駿河台新館3階
※ 表彰式の取材を希望される場合は、全国イノベーション推進機関ネットワーク事務局(03-3518-8973)まで、直接お問い合わせください。

関連資料

関連リンク

担当

地域経済産業グループ 地域企業高度化推進課長 荒木
担当者:榎本、相川
電話:03-3501-1511(内線 2771)
メール:bzl-s-chiiki-koudoka★meti.go.jp
※ [★]を[@]に置き換えてください。

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