外務省・新着情報

令和5年5月1日

 4月25日(現地時間同日)、コンゴ民主共和国の首都キンシャサにおいて、南博之駐コンゴ民主共和国日本国特命全権大使とダミアン・ママ国際連合開発計画コンゴ民主共和国常駐代表(Mr. Damien MAMA, UNDP Resident Representative in the Democratic Republic of the Congo)との間で、供与額2.69億円の無償資金協力「選挙支援計画(UNDP連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. コンゴ民主共和国において、2023年12月に予定されている大統領選挙を含む4つの直接選挙は、同国における民主的な選挙のサイクルを確かなものとし、また初の地方選挙として、草の根レベルで、住民の代表が住民自身により選出されるという観点から重要なものです。特に紛争の影響を受け脆弱な治安状況にある東部3州において、選挙に端を発する更なる不安定化、暴力と紛争を回避し、また国内避難民等を始めとする脆弱層に対し、民主主義の根幹たる選挙へのアクセスを提供することは、極めて重要と言えます。
  2. この協力は、今後予定される大統領選挙等のために能力強化支援及び機材供与(車両、IT機器、広報・啓発資料等)等を行うことにより、特に紛争の影響を受ける同国東部地域において、平和的かつ包括的な選挙の実施を支援し、もって同国の民主化支援を通じた平和と安定に寄与するものです。
  3. 我が国は、2022年8月に開催した第8回アフリカ開発会議(TICAD8)において、民主主義の定着及び法の支配の推進に取り組むことを表明しており、これらの協力は同表明を具体化するものです。
(参考)コンゴ民主共和国基礎データ

 コンゴ民主共和国の面積は約234.5万平方キロメートル、人口約8,956万人(2020年、世界銀行)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は580米ドル(2021年、世界銀行)。


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