外務省・新着情報

令和5年4月17日

 4月17日午後4時30分から約60分間、林芳正外務大臣は、「アフガニスタン・中央アジア」セッションを開催したところ、概要は以下のとおりです(G7各国外相及び欧州対外活動庁(EEAS)事務次長(EU上級代表の代理)が参加)。

  1. アフガニスタンに関して、林大臣から、アフガニスタンの人権・人道状況の悪化を深刻に懸念しており、特に、女性の権利制限の強化をはじめとする、タリバーンによる最近の人権抑圧的な決定を強く非難する旨述べました。また、カブールにプレゼンスを有する数少ない主要ドナー国として、現地情勢の分析を説明するとともに、国際社会と連携し、アフガニスタンの人々への支援を継続しつつ、タリバーンに対し粘り強く直接的な関与を行っていく必要性を強調しました。
  2. その上で、G7として、タリバーンによる人権や基本的自由の制限に強く反対し、特に女性や女児の人権侵害を非難すること、タリバーンに統一されたメッセージを伝えるべきこと、アフガニスタンがテロリズムの温床になるのを防ぐべきこと、支援を実効的に届けるためには援助要員の阻害されないアクセスが不可欠であることなどを確認しました。
  3. また、中央アジアに関して、林大臣から、多くのG7メンバーが実施している中央アジア5か国との対話や各国との二国間の対話を通じて、中央アジア5か国が抱えている具体的な問題への対応を支援していくことが重要である旨指摘し、地域の諸課題に引き続きG7で連携して対応していくことで一致しました。

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