外務省・新着情報
令和5年3月23日
東臨時代理大使によるマイーン首相表敬
東臨時代理大使によるアデン港視察
アデン港における日本のОDA案件サイトの様子3月19日から21日まで（現地時間）、東和広(ひがしかずひろ)在イエメン共和国日本国臨時代理大使は、イエメン政府関係者との意見交換及び現地情勢の視察を目的として、イエメン共和国の暫定首都アデンを訪問したところ、概要は以下のとおりです。なお、今般の訪問は、安全対策に万全を期した上で実施しました。
- 東臨時代理大使は、マイーン・アブドルマリク・サイード・イエメン共和国首相（H.E. Mr. Maeen Abdulmalik Saeed，Prime Minister of the Republic of Yemen）を表敬し、国際機関を通じたイエメンに対する日本の人道支援について説明するとともに、昨年10月に失効した停戦合意の延長に向けたイエメン政府の努力を評価しました。また、東臨時代理大使は、日本が、イエメン政府と引き続き連携しながら、イエメンにおける恒久的和平の実現に向けた取組を継続していく旨述べました。これに対し、マイーン首相から、人道支援を含む、イエメンの平和と安定の実現に向けた日本の貢献に謝意が表明されるとともに、引き続き日本と連携していきたい旨述べました。
- また、東臨時代理大使は、暫定首都アデンの機能強化に向けたイエメン政府の取組を後押しすべく実施中の令和4年度無償資金協力案件「アデン港における効率性改善計画」（UNDP連携）のサイト視察を行いました。
- この他、東臨時代理大使は、フメイド運輸大臣（H.E. Dr. Abdul Salam Saleh HUMAID, Minister of Transport of the Republic of Yemen）や、バースハイブ計画・国際協力副大臣（H.E. Dr. Nazar Abdullah Nasser BASUHAIB, Vice Minister of Planning and International Cooperation of the Republic of Yemen）を始めとするイエメン政府関係者とも会談しました。なお、バースハイブ計画・国際協力副大臣は、先般、復興計画策定能力向上を目的とするJICA本邦研修への参加のため訪日しています。
- 日本政府は、国連及び関係国と連携しながら、必要な支援の提供及び外交努力を通じ、イエメンにおける平和と安定の実現に向け、引き続き積極的に取り組んでいく考えです。