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令和5年2月28日
イエメン人道危機に関するハイレベル・プレッジング会合における林外務大臣ステートメントを実施する林外務大臣

 2月27日、林芳正外務大臣は、スイス連邦のジュネーブで開催されたイエメン人道危機に関するハイレベル・プレッジング会合において、ビデオメッセージの形でステートメントを実施したところ、同会合の概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、共同議長であるアントニオ・グテーレス国連事務総長、イグナツィオ・カシス・スイス連邦外務大臣及びヨハン・フォッシェル・スウェーデン王国国際開発協力・貿易大臣等から、長期化するイエメン紛争に起因し、「世界最悪の人道危機」とされるイエメンの深刻な人道状況について説明があり、国際社会によるイエメンへの支援の重要性が呼びかけられました。
  2. 林外務大臣は、ステートメントの中で、主要ドナー国としてイエメンの人道状況改善に引き続き貢献していくとの決意を述べつつ、日本政府として、2023年中に少なくとも総額約1,900万ドルの追加的な人道支援を行うことを既に決定しており、これらの支援がイエメンの人々の苦しみの緩和に貢献することを期待する旨述べました。
  3. また、林外務大臣は、全ての関係者、特にホーシー派に対して、イエメンにおける停戦の延長に向けた必要な行動をとり、恒久的和平の実現に向けた建設的な協議への道を開くよう改めて呼びかけるとともに、日本は、国連安保理理事国及びG7議長国として、今後も関係国と連携しながら、必要な支援の提供及び外交努力を通じ、イエメンの平和と安定に向け引き続き取り組んでいく旨述べました。

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