外務省・新着情報

令和4年12月3日
正面を向き、握手を交わす、岸田総理大臣とサンドゥ大統領の様子 日・モルドバ首脳会談(写真提供:内閣広報室)

 12月3日、午後9時20分から約20分間、岸田文雄内閣総理大臣は、国際女性会議WAW!参加のため訪日中のマイア・サンドゥ・モルドバ共和国大統領(H.E. Ms.Maia Sandu, President of the Republic of Moldova)との間で会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理大臣から、モルドバ初の女性大統領であるサンドゥ大統領によるWAW!への参加への謝意と同会議における有意義な議論への期待を表明しました。これに対し、サンドゥ大統領からWAW!への招待の感謝と同国の経験を踏まえWAW!の討論に貢献したいとの発言がありました。
  2. さらに岸田総理大臣から、ロシアによるウクライナ侵略を受けた、人口比で2割を超える避難民の受け入れ等のモルドバの努力への敬意を表した上で、ロシアによるウクライナ侵略の影響を受けるモルドバに対し、保健、食料、エネルギー、ジェンダー分野等で2,700万米ドルの追加的な支援を決定するとともに、従来から要望のあった財政支援についてモルドバの置かれた状況を踏まえ、日本として真剣に検討する旨を伝えました。
  3. これに対してサンドゥ大統領から、モルドバの独立以来日本が行ってきた多分野にわたる支援及びロシアによるウクライナ侵略を受け進められている支援の実施や検討に対する謝意並びにさらなる日本企業による投資への期待が述べられました。さらにサンドゥ大統領から経済、エネルギー分野を中心としたモルドバの困難な現状についても説明がありました。
  4. また、両首脳は東アジア情勢についても意見交換しました。

発信元サイトへ