外務省・新着情報

令和4年11月7日

 11月7日、午前11時頃から約40分間、一連の北朝鮮による弾道ミサイル発射を受け、北朝鮮に関する日米韓電話協議が実施されました。同電話協議には、船越健裕アジア大洋州局長、ソン・キム米国北朝鮮担当特別代表、金健(キム・ゴン)韓国外交部朝鮮半島平和交渉本部長が参加しました。

  1. 三者は、我が国上空を通過するものやICBM級弾道ミサイルの可能性があるもの、さらに、韓国の領海付近に落下した弾道ミサイルも含め、北朝鮮が極めて高い頻度で弾道ミサイルを発射していることは、日本及び韓国を含む地域の安全保障にとって重大かつ差し迫った脅威であり、且つ、国際社会に対する明白かつ深刻な挑戦であるとして、改めて強く非難しました。
  2. その上で、ソン・キム米国北朝鮮担当特別代表から、米国による日韓の防衛に対する揺るぎないコミットメントが改めて強調されると同時に、三者は、こうした情勢を踏まえ、日米同盟、米韓同盟の抑止力・対処力を更に強化することの重要性について認識を改めて共有し、日米韓安保協力を更に推進することで一致しました。また、三者は、日本時間5日(現地時間4日)に国連安保理の会合が開催され、会合後には、日米韓を含めた有志国と非常任理事国10か国とが個別に、北朝鮮による最近の一連の弾道ミサイル発射を強く非難したことにも留意しつつ、安保理における更なる対応や制裁の履行強化を含む国際連携等について、引き続き日米、日韓、日米韓で緊密に連携していくことを再確認しました。
  3. 更に、三者は、今後ともあらゆるレベルで日米韓の連携を強化していくことで一致しました。

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