外務省・新着情報
令和4年11月4日
11月1日から4日まで、髙木啓外務大臣政務官は、イラク共和国の首都バクダッド及び南部バスラ県を訪問したところ、概要は以下のとおりです。
- バグダッド国際見本市への出席
2日、髙木政務官は、4年ぶりの開催となるバグダッド国際見本市に参加し、日本パビリオンにて、「ジャパン・デー」の開会挨拶・テープカットを行いました。「ジャパン・デー」には、アスィール・ダーウド貿易大臣（H.E. Mr. Atheer Daoud, Minister of Commerce of the Republic of Iraq）、フマーム・アブドゥルジャッバール国際見本市公社総裁（Mr. Hummam AbdulJabbar, Dirctor General of the State Company for Iraqi Fairs and Commercial Services）等のイラク側来賓が多数出席しました。 - スーダーニー首相及びバルザンジ－外務次官（官房・法務担当）との会談
同日、髙木政務官は、ムハンマド・スーダーニー首相（H.E. Mr. Mohammed Al-Sudani, Prime Minister of the Republic of Iraq）と会談し、友好な二国間関係や地域情勢等について意見交換を行いました。会談においては、髙木政務官から、昨年10月の国民議会選挙から1年余りが経ち、イラクが困難な政治情勢を乗り越えて、新政権の樹立に至ったことを歓迎する旨を伝えました。また、新政権が地域の安定と自国の経済改革に向けて重要な役割を果たすことを期待する旨を述べました。これに対してスーダーニー首相からは、長年にわたる日本からの支援に対する謝意の表明とともに、新政権としてイラクの安定と安全を強化して経済改革を推進する方針であることを強調しつつ、日本との関係を発展させていきたい旨を述べました。
また、髙木政務官は、オマル・バルザンジ－外務次官（官房・法務担当）（Mr.Omar Al-Barazanchi, Undersecretary for Administrative, Technical and Legal Affairs of the Republic of Iraq）と会談し、日本とイラクの二国間関係や今後の協力等について意見交換を行いました。 - ハルサ火力発電所及びハルサ浄水場の完工式典への出席
3日、髙木政務官は、イラク南部のバスラ県を訪問し、我が国の対イラク支援の象徴的な円借款事業である「ハルサ火力発電所改修計画」及び「バスラ上水道整備計画」の完工式典にそれぞれ出席しました。髙木政務官は、我が国の支援がイラクの人々の生活改善に貢献していることに言及しつつ、両国関係者の尽力に敬意を表しました。「ハルサ火力発電所改修計画」の完工式典に参加したジアード・ファーデル電力大臣（H.E. Mr. Ziyad Fadhel, Minister of Electricity of the Republic of Iraq）からは、日本による電力の安定供給のための協力に対して、謝意が表明されました。
また、高木政務官は、ダルガーム・アブドゥルワーヒド・バスラ県第二副知事（Dr. Dargham Abdul Wahed, Second Deputy Governor of Basra）主催の夕食会に参加し、バスラ県における日本企業の活動等について意見交換を行いました。
さらに、4日、バスラ県において、髙木政務官はハイヤーン・アブドゥルガニー第二副首相兼石油大臣（H.E. Mr. Hayan Abdul Ghanni, Second Deputy Prime Minister and Minister of Oil of the Republic of Iraq）と会談し、イラクの石油産業分野への協力等について意見交換を行いました。