外務省・新着情報

令和4年10月17日

 10月15日及び16日、長崎県の米海軍佐世保施設内E.J.キング高校にて「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」(Youth Exchange Program)の今年度の第三回目事業が開催されたところ、概要は以下のとおりです。

1 「日米交流の促進・相互理解の増進のためのプロジェクト」の狙い

 在日米軍施設・区域が所在する地域において、地元の日本人の中高生と在日米軍関係者の子息である米国人の中高生が、文化・教育交流を通じて相互理解を深めるとともに、国際社会で活躍する人材を育成することを目的としています。
 今般開催された佐世保海軍施設での事業では、「日米友好をテーマにしたご当地キャラクター」等をテーマに、日米の中高生約40名が交流しました。

2 概要

(1)開会式(1日目:10月15日)

 デイビッド・アダムス米海軍佐世保施設司令官やエリン・グラザック米国防省教育部(DoDEA)太平洋東地区首席補佐官が出席し、参加学生を歓迎しました。

(2)学生によるプレゼンテーション

(ア)1日目:10月15日(土曜日)

 学生たちは、グループに分かれ、「カルチャーショックから得た日米友好」をテーマに自国の文化を紹介し合い、英語及び日本語でプレゼンテーションを行いました。

(イ)2日目:10月16日(日曜日)

 学生たちは「日米友好をテーマにしたご当地キャラクター」をテーマに、様々なアイディアを出し合い、ハウステンボスや、佐世保バーガー等で有名な佐世保市を広報するためのオリジナルのご当地キャラクターを考え、英語及び日本語でプレゼンテーションを行いました。
 また、学生たちは、朝長則男佐世保市長をはじめ、参加した来賓に対し、日米友好に対する思いや、2日間で学んだことについて紹介しました。

(3)閉会式(表彰式及び修了式)(2日目:10月16日)

 朝長佐世保市長及び宮本外務省北米局参事官が出席し、参加者全員の2日間の健闘を称えつつ、将来に向けてこの経験を生かしていってもらいたい旨挨拶を行いました。

3 参加した日米学生の感想(一部紹介)

  • 将来海外で就職したい私にとって、今回のイベントは海外の方と楽しみながらコミュニケーションをとれる、ものすごく良い機会になりました。普段の生活の中ではあまり関わりがないアメリカの友達ができて嬉しかったです。この出会いを大切にしていきたいと思います。(日本側の参加者)
  • 日米の文化の違いを考え、短い劇の形で表現するアクティビティは、見るのも、行うのも、とても楽しかったです。異文化コミュニケーションにあたって、とても役に立つことを学べ、将来に生かせるものでした。こうしたイベントはあまりないので、大変貴重な機会でした。私の日本生活の主要な経験の一つとなりました。(米側の参加者)

[参考]実施形態

  • 共催:外務省、米国防省教育部(Department of Defense Education Activity: DoDEA
  • 後援:佐世保市教育委員会
  • 開催協力:米海軍佐世保施設

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