外務省・新着情報

令和4年10月13日

 10月12日、吉川ゆうみ外務大臣政務官は、エストニア共和国のタリンにおいて開催された、第3回日バルト協力対話に出席しました。今回の対話には、シラステ=エリング・エストニア共和国・政務担当外務次官補(Ms. Kyllike Sillaste-Elling, Undersecretary of Political Affairs of Foreign Affairs of Republic of Estonia)、メイルーナス・リトアニア共和国外務副大臣(Mr. Egidijus Meilunas, Vice-Minister of Foreign Affairs of Republic of Lithuania)、ペルシュ・ラトビア共和国外務次官(Mr. Andris Pelss, State Secretary of Foreign Affairs of Republic of Latvia)が出席しました。

  1. 各国代表は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で実施が停滞していた本協力対話が3年ぶりに開催されることを歓迎し、日本とバルト三国との間で、エネルギー、連結性、スタートアップを始めとする経済分野での協力、国際場裏における協力などを引き続き促進していくことで一致しました。
  2. 地域情勢については、ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、国際社会が結束して厳しい対ロシア制裁とウクライナ支援を実施していくことが重要であるとの点を改めて確認しました。 また、欧州とインド太平洋の安全保障は不可分であるとの認識に立ち、東アジア情勢について意見交換を行い、世界のどこであっても力を背景とした一方的な現状変更の試みは許されないとの点で一致しました。さらに、北朝鮮による弾道ミサイルの発射を強く非難し、拉致問題を含む北朝鮮への対応で連携していくことを確認しました。
  3. 第4回日バルト協力対話は、日本において開催することを決定しました。
(参考)日バルト協力対話

 2018年1月、安倍総理大臣(当時)が日本の総理大臣として初めてバルト三国を訪問した際、幅広い分野での日本とバルト三国との間の協力を推進するため、バルト協力対話を立ち上げることで、首脳間で合意した。


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