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2022年10月7日

10月6日、産業技術総合研究所の主催により、第4回RD20(Research and Development 20 for Clean Energy Technologies)が開催されました。主要19カ国・地域を代表するクリーンエネルギー技術の研究機関のトップが参加し、脱炭素化に向けたイノベーション創出に向けて、研究機関同士による更なる国際連携に向けた方策について議論しました。

会議の概要

RD20(Research and Development 20 for clean energy technologies)は、2019年に日本主導により立ち上げられた国際会議です。同会議では、クリーンエネルギー技術に関するG20 各研究機関のトップが集まり、国際連携を通じた研究開発の促進により、脱炭素社会の実現を目指すこととしています。

10月6日に開催された第4回RD20リーダーズ会合において、西村経済産業大臣はビデオメッセージを寄せ、グリーントランスフォーメーションの実現に向けた本会議の開催の意義を強調しました。

その後、産総研の石村理事長の議長の下、19カ国23機関のトップが参加し議論が行われました。前回の第3回RD20で採択されたリーダーズステートメントをより具体化していく事を目指し、国際研究協力や高度人材の育成に関して議論が行われました。議論の結果は、リーダーズリコメンデーションとしてまとめられ、採択されました。

また、リーダーズ会合に先立ち、10月4日に開催されたテクニカル・セッションでは、最先端の知見を持つ研究者による専門的見地からの講演およびパネルディスカッションが行われました。ここでは、カーボンニュートラル実現の観点から優先順位の高いテーマとして、(1)水素のライフサイクルアセスメント・技術経済性分析、(2)再生可能エネルギー発電とインテグレーション、(3)カーボンマネジメント、の3つのテーマが取り上げられました。

さらに、10月5日には、今回の会合での新たな取り組みとなる、国際連携ワークショップを開催し、RD20がタスクフォースとして取り組むべき技術テーマを抽出し、国際共同研究につなげるための議論が行われました。すでに共同研究を実施している太陽光発電評価技術のほか、水素技術などにおけるタスク・グループの立ち上げが調整されています。
  

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担当

産業技術環境局総務課国際室長 小山
担当者:是枝、宮寺

電話:03-3501-1511(内線 3357~8)
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