外務省・新着情報

令和4年9月22日
正面を向き、握手を交わす、岸田総理とシュミハリ首相の様子 シュミハリ・ウクライナ首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
着席し、会談を行う、岸田総理とシュミハリ首相の様子(接写) シュミハリ・ウクライナ首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)
着席し、会談を行う、岸田総理とシュミハリ首相の様子(会議室全体の様子) シュミハリ・ウクライナ首相と会談する岸田総理(写真提供:内閣広報室)

 現地時間9月22日正午(日本時間23日午前1時)頃から約40分間、国連総会出席のためニューヨークを訪問中の岸田文雄内閣総理大臣は、デニス・シュミハリ・ウクライナ首相(H.E. Mr. Denys SHMYHAL, Prime Minister of Ukraine)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 冒頭、岸田総理から、ロシアによるウクライナ侵略を一刻も早く止めさせるべく、日本はG7を始めとする国際社会と引き続き結束して取り組んでいく旨述べ、更に、法の支配に基づく国際秩序を守り抜き、ウクライナを支援していく日本の決意は変わらず、日本は、ウクライナ国民と共にある旨述べました。
  2. また、岸田総理から、ウクライナ国内におけるロシア編入に向けた住民投票と称する行為について強く非難すると共に、ロシアによる核兵器による威嚇や使用はあってはならないことを述べました。その上で、新たな対露制裁措置として化学兵器関連品目の輸出禁止等を講ずることも含め我が国の措置にも触れつつ、国際社会が結束して強力な対露制裁とウクライナ支援を続けることが重要であり、G7と引き続き緊密に連携し、対応していく旨述べました。シュミハリ首相からは、岸田総理の国連演説を高く評価するとした上で、日本の支援と対露制裁について繰り返し謝意が表明されると共に、最新の現地情勢等に関する説明がありました。
  3. 岸田総理からは、日本は来年G7議長国を務めるとともに、2年間安保理非常任理事国を務めるところ、ウクライナ情勢にもしっかりと取り組んでいく、ウクライナにおける一刻も早い平和の回復及び復興の実現に向け、国際社会の議論をリードしていきたい旨述べ、両国間で引き続き緊密に連携していくことで合意しました。

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