外務省・新着情報

令和4年9月22日
正面を向き、記念撮影に応じる、4名の各国外相の様子
テーブルにつき、会合を行う、4名の各国外相の様子

 9月22日午後4時45分(日本時間9月23日午前5時45分)から約45分間、安保理改革に関するG4(日本、ブラジル、ドイツ、インド)外相会合が開催され、我が国から林芳正外務大臣が出席しました。概要は以下のとおりです。

  1. ロシアによるウクライナ侵略等により、国連が中核的役割を担って形成されてきた国際秩序の根本が動揺しているとの問題意識の下、林外務大臣は、ブラジル、ドイツ、インドの外相とともに、安保理改革をめぐる現状認識を共有し、今後の協力の方向性について議論しました。
  2. 林大臣は、国連憲章の理念と原則を実現し、国連への信頼を回復するとの観点から、また、安保理に対する不満と期待が入り混じる国も多いことも念頭に、安保理改革を国連全体の機能強化の文脈に位置付け、総会や事務総長の役割強化等の取組と共に進め、その中でモメンタムを高めていくことを提起し、今後議論を深めていくことになりました。
  3. G4外相は、安保理改革実現に向け、政府間交渉における文言ベースでの交渉開始に向けて総会議長と緊密に協力するとともに、アフリカや米国を含む関係国との連携に向けた方途を議論し、早期に具体的成果を目指すことで一致しました。
  4. 出席者
  • 日本:林外務大臣
  • ブラジル:フランサ外務大臣(H.E. Mr. Carlos Alberto Franco FRANÇA, Minister of Foreign Affairs of the Federative Republic of Brazil
  • ドイツ:ベアボック外務大臣(H.E. Ms. Annalena BAERBOCK, Federal Minister for Foreign Affairs, Federal Republic of Germany
  • インド:ジャイシャンカル外務大臣(H.E. Dr. Subrahmanyam JAISHANKAR, Minister of External Affairs of India)(議長)

[参考]


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