外務省・新着情報

令和4年6月24日

 6月23日(現地時間)、ニューヨークの国連本部で開催された、第22回女子差別撤廃条約締約国会合において、女子差別撤廃委員会(CEDAW)委員選挙が行われ、我が国より立候補した現職の秋月弘子(あきづき・ひろこ)亜細亜大学教授が再選を果たしました。

  1. 秋月教授は、国際法学者として長年の経歴を有し、その高い専門知識を活用して、長年に亘り女性や人権の問題に取り組んできた他、国連職員として、国連開発計画(UNDP)や国連貿易開発会議(UNCTAD)等の幅広い実務経験を有しており、国連システムにも精通しています。2019年から女子差別撤廃委員会の委員として活躍しており、同委員会の作業方法に関する作業部会長も務め、今後も同委員会におけるさらなる貢献が期待されます。
  2. 秋月教授が、女性の権利に関する幅広い知見・活動経験を生かして女子差別撤廃委員会の活動に引き続き貢献することは、日本政府の重要政策の1つである女性活躍推進に大いに寄与するものであり、我が国にとって特に重要な意義を有しています。

[参考1]選挙結果
 今次選挙において選出された12名の委員の国籍は以下のとおり。
 キューバ、ウガンダ、ナイジェリア、エジプト、スリランカ、イスラエル、スペイン、エストニア、アゼルバイジャン、ブルガリア、トリニダード・トバゴ、日本

[参考2]女子差別撤廃委員会(CEDAW)
 女子差別撤廃条約の実施に関する進捗状況を検討するために設置。23名の委員(任期4年)は個人の資格で職務を遂行し、2年ごとに半数が改選される(今次選挙で当選した委員の任期は2023-2026年)。

[参考3]女子差別撤廃条約(CEDAW)
 正式名称は「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」。1979年の第34回国連総会で採択され、1981年に発効。締約国は本年6月現在で189か国。
 我が国は1985年6月に批准(同年7月に発効)。


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