外務省・新着情報

令和4年4月7日
ジョセップ・ボレル・フォンテジェスEU外務・安全保障政策上級代表と歩きながら対話する林外務大臣の様子
会談を前にEU外務・安全保障政策上級代表と握手し、記念撮影に応じる林外務大臣の様子

 現地時間4月7日午後1時30分(日本時間同日午後8時30分)から約1時間、NATO外相会合等出席のためベルギーを訪問中の林芳正外務大臣は、ジョセップ・ボレル・フォンテジェス欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表兼欧州委員会副委員長(H.E. Mr. Josep Borrell Fontelles, High Representative of the European Union for Foreign Affairs and Security Policy, Vice-President of the European Commission)との間でワーキングランチを行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 林大臣から、同日午前のG7外相会合及びNATO外相会合における議論も踏まえ、今般のロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を揺るがすものであり、欧州のみならずインド太平洋地域を含む国際社会全体の安全保障への挑戦である旨述べました。これに対し、ボレル上級代表から、EUはロシアに対する制裁、ウクライナ支援等に一丸となって取り組んでおり、日本がEUと連携して対応してきていることを歓迎する旨述べました。その上で、両外相は、引き続きG7として国際社会と連携して対応していくことで一致しました。
  2. 林大臣は、2月にEUとフランスが共催したインド太平洋閣僚会合への参加に触れつつ、EUがインド太平洋地域への関心を高めていることを歓迎している旨述べました。両外相は、次回の日EU定期首脳協議を念頭に、ウクライナ情勢、「自由で開かれたインド太平洋」を含め、幅広い分野で協力を進めていくことで一致しました。
  3. また、両外相は、ウクライナ情勢のみならず、中東、アジアを含む幅広い地域情勢について意見交換を行い、引き続き連携していくことを確認しました。

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