外務省・新着情報

令和3年10月28日
  1. 10月28日(現地時間27日)、ニューヨークにおいて、日本が国連総会第一委員会に提出していた核兵器廃絶決議案(「核兵器のない世界に向けた共同行動の指針と未来志向の対話」(PDF)別ウィンドウで開く)が、152か国の支持を得て採択されました。今後、この決議案は、12月上旬に国連総会本会議において採決にかけられる予定です。
  2. 本決議案は、「核兵器のない世界」の実現に向け、核兵器国と非核兵器国の橋渡しを行い、各国が一致して取り組むことのできる共通の基盤を形成するものです。
  3. そのような観点から、この決議案が核兵器国である米国、英国及びフランスを含む多くの国々の幅広い支持を得て採択されたことは、大きな意義があると考えます。日本は、この決議案を通じ、明年1月に開催される予定の第10回NPT運用検討会議が意義ある成果を達成できるよう貢献していく考えです。
  4. 日本は、引き続き、「核兵器のない世界」の実現に向けて着実に前進すべく、粘り強く、各国間の橋渡しのための努力を重ねていきます。

[参考]今回の決議案に対する採択結果
  賛成:152
  反対:4(中国、北朝鮮、ロシア、シリア)
  棄権:30


発信元サイトへ