令和3年5月28日

 5月28日(現地時間同日)、モンゴル国の首都ウランバートルにおいて、我が方、小林弘之駐モンゴル国日本国特命全権大使と先方ボルド・ジャブフラン大蔵大臣(H.E. Mr. Bold JAVKHLAN, Minister for Finance of Mongolia)との間で、総額2億4,800万円を限度とする無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換が行われました。

  1. モンゴルでは、産業構造の多角化等の開発課題を扱う政府機関・関係省庁の統治能力の向上及び制度構築を担う良質な人材の育成が大きな課題となっています。我が国は、モンゴルの持続可能な経済成長を後押しする取組を行ってきており、今回の協力はその一環としてモンゴルの若手行政官等が日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援するものです。
  2. 今回の協力により、令和4年度に最大16名のモンゴルの若手行政官等が我が国の大学院に留学できます。この協力により育成された人材が、将来モンゴルの各分野で同国の開発課題の解決に貢献することに加え、我が国とモンゴルの相互理解や友好関係の増進に寄与することが期待されます。

 モンゴル国は、面積約156万4,100平方キロメートル(日本の約4倍)、人口約330万人(2019年,モンゴル国家統計局)、人口一人当たりの国民総所得(GNI)は3,720米ドル(2019年、世界銀行)。