令和3年3月24日
農林水産省

昨年(令和2年)9月に設置された食文化振興小委員会において、今後の食文化振興施策の方向性の提言として、「和食文化の更なる価値創造に向けて」が取りまとめられました。
今般、令和3年3月12日に開催された食料・農業・農村政策審議会企画部会での議決を経て、本提言が農林水産大臣に答申されましたので、お知らせします。

1.概要

日本の食文化の海外普及や国内における和食文化の保護・継承のあり方等について、専門的な意見を聴くため、昨年(令和2年)9月に食料・農業・農村政策審議会企画部会に食文化振興小委員会(座長:佐藤洋一郎(京都府立大学特別専任教授))を設置し、全6回にわたって審議が行われました。
今般、本小委員会において今後の食文化振興施策の方向性の提言として、「和食文化の更なる価値創造に向けて」が取りまとめられ、令和3年3月12日開催の食料・農業・農村政策審議会企画部会での議決を経て、農林水産大臣に答申されました。
農林水産省は、本提言を踏まえ、和食文化の更なる価値創造に向けた対応策の具体化に取り組んでまいります。

2.提言の主なポイント

(1)国内向けの施策
施策の場を1.地域、2.家庭、3.学校に分類して展開する。
共働きの増加などで家庭での食文化継承が困難になることが想定されるため、特に地域の多様な関係者のネットワーク化を推進する。また、食文化を核とし、輸出促進や食育、6次産業化を一体的に進めるモデル地域を全都道府県に増やすことを目指す。
その他、和食の健康価値や簡単レシピ紹介等、SNSでの発信強化や、学校における食文化モデルカリキュラムの策定を推進する。
(2)海外向けの施策
海外向けの普及策については、現地の食習慣・ニーズを踏まえた現地食文化と融合した普及法の導入や、海外トップシェフ等のインフルエンサーと協働した家庭内需要獲得のための情報発信の強化を目指す。

添付資料

和食文化の更なる価値創造に向けて最終とりまとめ(概要)(PDF:2.31MB)
和食文化の更なる価値創造に向けて最終とりまとめ(本文)(PDF:700KB)

食文化振興小委員会の設置要領、委員名簿及び各会合での議論内容については、下記URLをご参照ください。
URL:https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/kikaku/syokubunka-shinkou/syou-iinkai.html

お問合せ先

食料産業局海外市場開拓・食文化課食文化室

担当者:縄田、淺浦
代表:03-3502-8111(内線3085)
ダイヤルイン:03-3502-5516
FAX番号:03-6744-2013

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