環境省・新着情報

令和3年3月12日

総合政策

(仮称)小田野沢風力発電事業更新計画に係る環境影響評価準備書に対する環境大臣意見の提出について

 令和3年3月12日、環境省は、「(仮称)小田野沢風力発電事業更新計画環境影響評価準備書」(株式会社ユーラスエナジーホールディングス)に対する環境大臣意見を経済産業大臣に提出した。 本事業は、青森県下北郡東通村において、最大で出力13,000kWの風力発電所を建て替えるものである。 環境大臣意見では、本事業の実施に伴う影響を回避又は低減する観点から、事後調査を適切に実施するとともに、重要な鳥類に対する重大な影響が認められた場合は、専門家等からの助言を踏まえて、追加的な環境保全措置を講ずること等を求めている。

1.背景
 環境影響評価法及び電気事業法は、出力10,000kW以上の風力発電所の設置又は変更の工事を第一種事業として対象事業としており、経済産業大臣は、事業者から提出された環境影響評価準備書※1の審査に当たって、環境大臣の意見を聴かなければならないこととされている。 本件は、「(仮称)小田野沢風力発電事業更新計画環境影響評価準備書」について、この手続に沿って経済産業大臣に対して意見を提出するものである。 今後、事業者は、環境大臣の意見及び関係地方公共団体の長の意見を受けた経済産業大臣勧告等を踏まえ、法に基づく環境影響評価書の作成等の手続が求められる。※1 環境影響評価準備書:環境影響評価の結果について環境の保全の見地からの意見を聴くための準備として、調査、予測、評価及び環境保全措置の検討を実施した結果等を示し、環境の保全に関する事業者自らの考え方を取りまとめた文書。
2.事業の概要
・事業者   株式会社ユーラスエナジーホールディングス
・事業位置  青森県下北郡東通村小田野沢地区(対象事業実施区域面積 約78ha)
・出力    最大13,000kW(4,000kW×3基)
3.環境大臣意見
 別紙のとおり。(参考)環境影響評価に係る手続【配慮書の手続】・公表         平成30年5月15日~平成30年6月14日(住民意見22件※2)・青森県知事意見提出  平成30年8月8日・環境大臣意見提出   平成30年7月27日・経済産業大臣意見提出 平成30年8月10日【方法書の手続】・縦覧         平成30年10月19日~平成30年11月19日(住民意見23件※2)・青森県知事意見提出  平成31年3月8日・経済産業大臣勧告   平成31年4月5日【準備書の手続】・縦覧         令和2年8月21日~令和2年9月23日(住民意見28件※2)・青森県知事意見提出  令和3年2月15日・環境大臣意見提出   令和3年3月12日※2 環境の保全の見地からの意見の数
添付資料

(別紙)「(仮称)小田野沢風力発電事業更新計画環境影響評価準備書」に対する環境大臣意見 [PDF 11 KB]

連絡先
環境省大臣官房環境影響評価課環境影響審査室
代表 03-3581-3351
直通 03-5521-8237
室長 木野修宏 (内線 6231)
室長補佐 豊村紳一郎 (内線 6233)
担当 佐藤希世 (内線 6253)

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