令和3年3月2日

3月1日(現地時間同日)、第2回持続可能な平和と開発に関するアスワン・フォーラムがオンライン形式で開幕し、日本からは鷲尾英一郎外務副大臣がビデオ・メッセージを発出したところ、概要は以下のとおりです。

  1. 今次会合は、「アフリカの新常態の形成:より強く回復、より良く再建(Shaping Africa’s New Normal: Recovering Stronger, Rebuilding Better)」をテーマとして、エルシーシ・エジプト大統領(H.E. Mr. Abdel-Fattah El-SISI)やその他のアフリカ首脳の参加の下、3月1日から3月5日の日程で開催されています。
  2. 鷲尾外務副大臣は、新型コロナウイルスがアフリカ諸国における国家の制度の脆弱性を浮き彫りにする中、先般の茂木大臣のアフリカ歴訪に触れながら、第7回アフリカ開発会議(TICAD7)で日本が提唱した「アフリカの平和と安定のための新しいアプローチ(NAPSA)」の下で制度構築支援等を行っていく旨を表明しました。また、アフリカ諸国や他のパートナーに対し、「自由で開かれたインド太平洋」のビジョンの下での協力を呼びかけました。
  3. 我が国は、2022年にチュニジアで開催予定のTICAD8を見据え、アフリカの主導する平和構築の取組を力強く後押ししていく考えです。
[参考]

  1. アスワン・フォーラムとは、エルシーシ・エジプト大統領のイニシアティブにより2019年に立ち上げられたもの。アフリカの平和、安全保障、開発、繁栄の実現に向けた行動重視のアジェンダを議論するハイレベルの政策プラットフォーム。日本は、本フォーラムの事務局である紛争解決・平和維持・平和構築のためのカイロ国際センター(CCCPA)への貢献が評価され、第1回フォーラムから戦略的パートナー国として参加している。
  2. 鷲尾副大臣ビデオ・メッセージ(英文(PDF)仮訳(PDF)