令和3年3月1日

 2月27日(現地時間同日)、ブルキナファソの首都ワガドゥグにおいて、我が方、加藤正明駐ブルキナファソ日本国特命全権大使と先方アルファ・バリー・ブルキナファソ外務・協力・アフリカ統合・在外ブルキナファソ人大臣( H.E. Mr. Alpha BARRY, Minister for Foreign Affairs, Cooperation, African Integration and Burkinabe abroad, Burkina Faso)との間で、供与額3億円の無償資金協力「経済社会開発計画」に関する書簡の署名・交換が行われました。

  1. ブルキナファソでは、近年、マリとの国境に近い北部サヘル地方及びその周辺地域や東部ニジェール、ベナン及びトーゴ国境地域において、イスラム過激派による治安機関等に対する襲撃事件及び誘拐事件が頻発するなど、治安対策の強化が喫緊の課題となっていますが、同国警察当局ではパトロール、移動等に必要な機材が不足しています。
  2. この協力は、ブルキナファソ政府に対し、治安対策機材(ピックアップトラック、警護用オートバイ等)を供与することにより、同国の治安対応能力の強化を図り、もって社会の安定化を通じた同国の経済社会開発に寄与するものです。
  3. 我が国は2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「アフリカの平和と安定に向けた新たなアプローチ(NAPSA)」の下で、安定的で信頼される制度の構築とガバナンスの強化に取り組むことを表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

 ブルキナファソの面積は、27万4,200平方キロメートル(日本の約70%)。人口は1,975万人(2018年、世銀)、1人当たり国民総所得(GNI)は670米ドル(2018年、世銀)。