令和3年1月28日

 1月28日(現地時間27日)、シエラレオネ共和国の首都フリータウンにおいて、我が方、姫野勉駐シエラレオネ共和国日本国特命全権大使(ガーナにて兼轄)と先方ニコラス・マーク・ガードナー国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)シエラレオネ事業事務所カントリー・マネージャー(Mr. Nicholas Mark Gardner, Country Manager)との間で、供与額3.76億円の経済基盤の整備のための無償資金協力「地方再生可能エネルギー効果向上計画(UNOPS連携)」に関する書簡の交換が行われました。

  1. シエラレオネでは、11年間に及ぶ内戦が2002年に終結した後も、内戦に起因する電力や道路等の経済インフラの不備、首都と地方との格差拡大が懸念されており、安定的な電力供給が喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、シエラレオネ南部地方の6地域に対し、太陽光発電システムを整備することにより、電力供給能力の向上、保健・教育・商業施設への電力供給環境の改善に貢献し、また地方部の電力事情改善を通じて都市部と地方部の間の電力格差の是正に寄与することが期待されます。また、我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において「強靱かつ持続可能な社会の構築」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。

 シエラレオネ共和国の面積は約71,740万平方キロメートル(日本の約5分の1)、人口は約781万人(2019年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)は500米ドル(2019年、世界銀行)。