令和3年1月18日
農林水産省

ジビエの普及啓発等に取り組む農林水産省の「鳥獣利活用推進支援事業」の一環として開催した「第5回ジビエ料理コンテスト」において、農林水産大臣賞等の受賞者が決定されたのでお知らせします。

1.趣旨

農村地域で深刻な被害をもたらす有害鳥獣の捕獲数が増加傾向にある中で、これを地域資源としてとらえ、野生鳥獣肉(ジビエ)として有効に活用する前向きな取組が広がっています。
このような状況の中で、農林水産省では、平成28年度からジビエの普及啓発や調査実証等に取り組む「鳥獣利活用推進支援事業」において、ジビエの全国的な需要拡大を推進しています。
本コンテストは、同事業の一環として事業実施主体である「一般社団法人日本ジビエ振興協会」が取り組んだもので、選定・表彰された料理レシピを広く紹介・提供することで、消費者等への普及啓発を図り、ジビエの全国的な需要拡大や鳥獣利活用の推進を図るものです。
第5回となる今回は220点の応募があり、書類審査及び実食審査の結果、農林水産大臣賞ほか7賞の受賞者が決定しました。

2.受賞者について

【農林水産大臣賞】
「麻辣猪肉刀削麺(猪の四川風湯麺)」
中西 優花 氏(ナカニシ ユウカ)[専門学校生(大阪府堺市)]

【農林水産省農村振興局長賞】
「エゾ鹿の角煮 ~北海道からの贈り物~」
下坪 晏夕 氏(シモツボ アユ)[専門学校生(東京都立川市)]

【一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事賞】
「ジューシー!エゾシカ薬膳ルーロー飯」
杏仁 美友 氏(キョウニン ミユ)[薬膳コンシェルジュ協会 代表理事(東京都港区)]

【一般社団法人日本エスコフィエ協会会長賞】
「猪肉と牛蒡のシューファルシ 3種のきのことセロリ、生姜の薬膳風スープと共に」
小山 水喜人 氏(コヤマ ミキト)[リゾートトラスト株式会社 エクシブ蓼科(長野県茅野市)]

【一般社団法人全国日本調理技能士会連合会会長賞】
「紅ボールシチュー withライス」
原田 芙美 氏(ハラダ フミ)[薬膳指導者(京都府福知山市)]

【一般社団法人全日本司厨士協会会長賞】
「秩父鹿もも肉とサフランリゾットジャムのグリーヴェ 埼玉風」
羽鳥 雅晴 氏(ハトリ マサハル)[株式会社ノースコーポレーション オステリア アズーリ カーサ(埼玉県さいたま市)]

【一般社団法人大日本猟友会会長賞】
「モンゴル風 猪鹿餃子 岡山黄ニラのカリカリチュイール」
菅野 光起 氏(スガノ コウキ)[加茂川有害獣利用促進協議会(岡山県加賀郡吉備中央町)]

【日本食糧新聞社賞】
「蝦夷鹿肉のパテ ~フルーツと木の実のクネルを添えて~」
清水 響 氏(シミズ キョウ)[専門学校生(東京都立川市)]

3.その他

ジビエを安全に食べるために、調理の際は必ず中心部まで火が通るようしっかり加熱してください。
ジビエの加熱調理については、厚生労働省WEBページ「ジビエ(野生鳥獣の肉)はよく加熱して食べましょう」を御覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000032628.html(外部リンク)

(参考)
令和2年9月4日付けプレスリリース「「第5回ジビエ料理コンテスト」の募集について」
https://www.maff.go.jp/j/press/nousin/tyozyu/200904_11.html

<添付資料>
「第5回ジビエ料理コンテスト」レシピブック(PDF : 1,962KB)

お問合せ先

農村振興局農村政策部鳥獣対策・農村環境課鳥獣対策室

担当者:鳥獣利活用推進班 村田、鬼海
代表:03-3502-8111(内線5491)
ダイヤルイン:03-6744-2196
FAX番号:03-3502-7587