日時 令和2年1月12日(火曜日)10時50分~10時55分 於: 本省7階講堂
主な質疑事項
  • 緊急事態宣言の発令による食料供給への影響等について
  • 大雪の状況等について

 

記者

  この週末、3連休ですね、緊急事態宣言が出てからは初の週末ということで、また、大雪なんかもあったんですけれども、大臣がおっしゃった食料の供給状況について、それから、飲食店の協力の状況について、飲食店の自粛ですね、営業時間短縮についてとかですね、そのあたり、お分かりのことがあれば教えてください。

大臣

  1都3県を対象区域としました緊急事態宣言が出された後のですね、3連休を迎えた訳でありますが、これらの地域において欠品等の報告は受けておりませんので、食料の供給にですね、混乱は生じなかったと考えております。農林水産省としては引き続き、食料供給の実態把握と、消費者への情報提供に努めまして、関係業界と連携しながらですね、食料の安定供給に万全を期してまいりたいと考えております。

記者

  今の緊急事態宣言の関係なんですけれども、今、首都圏の1都3県に出てるかと思うんですが、週末に一部報道されて、先ほど総理が今日の自民党の役員会でも表明されたらしいんですが、関西の3府県にもですね、追加で発令されるという見通しが報じられているんですけれども、そうしますと、大消費圏である首都圏に加えて関西圏でも制限がかかるということで、農林水産業、生産者に対する影響ですね、一段と広がるかと思うんですが、この点についての御所見をいただければと思います。

大臣

  今般の緊急事態宣言における農林水産業への影響につきましては、現在、その状況を注視しているところでありますが、農林水産省では、国民への安定的な食料供給を最優先にしまして、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けました農林水産業の生産基盤を守るために、今後、国会に提出されます第3次補正予算も含めまして、例えば、影響を受けた国産農林水産物等の販路の多様化に資する取組に向けた食材費、送料等の支援ですとか、あるいは、経営体質の強化に資する取組を行った肉用牛の肥育経営を営む農業者に対する出荷頭数に応じた奨励金の交付等々ですね、様々な支援策を用意しているところでありますが、今後とも、関係業界の状況を注視するとともに、コロナ禍の影響を受けた生産者の皆様に寄り添いながら、経営をしっかりと支えてまいりたいと考えております。

記者

  大雪の被害について伺います。大臣の地元である富山もそうですけれども、北陸中心にですね、大雪の被害がかなり広がっております。峠は越えたと見られておりますが、今後、農業基盤施設の被害も、おそらく大分明るみになっていくかと思いますが、そういった被害の状況を把握は今されているかとか、今後されていくのかという話とですね、あと被害を受けられた生産者への支援等は今後考えていかれるか、お伺いします。

大臣

  1月7日からの大雪によりまして、お亡くなりになられた方には心からお悔やみを申し上げますとともに、被害に遭われました全ての方々にお見舞いを申し上げたいと思います。農林水産省としましては、これまで災害時には命を守る行動をとることを最優先としつつ、大雪等の被害を最小限に抑えるために、ハウスの補強ですとか、漁船の係留強化などの適切な予防減災対策を講じるように、ホームページやMAFFアプリ等を通じまして、農林漁業者へ呼びかけを行ってきたところであります。また、1月6日には、地方農政局等に対しまして、関係地方自治体との連絡態勢の再確認や、あるいは、農林水産業関係被害の速やかな把握を指示をいたしました。1月7日からの大雪によりまして、農林水産関係の被害状況について、現時点におきましては、山形県、新潟県、富山県、石川県、和歌山県から、野菜、果樹、花きの破損・倒伏、それから328件の農業用ハウスの倒壊・破損等、また、23件の畜産用施設の損傷、8件の農業用倉庫の損傷等の報告を受けております。引き続き、現地との連絡を密にしながら、被害状況を速やかに把握をしまして、農林水産業への影響を最小限とするよう対応してまいりたいと考えております。

報道官

  他によろしいでしょうか。では、以上で終了します。ありがとうございました。

以上