厚生労働省では、人口動態統計の年間推計について、下記のとおり前年の数値を基準とし、今年の速報値・概数値の要素を加味して機械的に算出し公表してきました。しかし、令和元年(2019)及び2年(2020)の数値は、以下のように例年と異なる動きが出ています。
 ・死亡数 近年は、高齢化により増加傾向でしたが、令和2年1~10月の累計で減少
 ・婚姻件数 令和元年5月(増)、11月(増)、令和2年2月(増)、5月(減)の大幅な変動
 ・離婚件数 令和2年4月以降について、大幅な減少
 ・出生数、死産数 妊娠届出数について令和2年5月から、死産数について令和2年7月から減少していることから、12月の出生数に影響がでる可能性

このような傾向の出現により、年間推計を機械的に算出した場合には、算出した推計値が実態と乖離することが想定されるため、令和2年(2020)人口動態統計の年間推計をいたしません

なお、これまでに推計に用いてきた基礎数値は、参考資料をご参照下さい。

【人口動態統計の年間推計】
 1 対象
   日本における日本人

 2 推計項目
   出生数、死亡数、死産数、婚姻件数及び離婚件数

 3 推計方法
    各項目について、以下の計算式により計算する。