令和2年12月15日

(写真1)茂木敏充外務大臣とウムルザーコフ・ウズベキスタン副首相兼投資・対外貿易大臣

(写真2)茂木敏充外務大臣とウムルザーコフ・ウズベキスタン副首相兼投資・対外貿易大臣との会談の様子

 12月15日、午後3時30分から約1時間、茂木外務大臣は、訪日中のウムルザーコフ・ウズベキスタン共和国副首相兼投資・対外貿易大臣(H.E. Mr. Sardor UMURZAKOV, Deputy Prime-Minister, Minister of Investments and Foreign Trade of the Republic of Uzbekistan)と会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

  1. 茂木大臣から、日本は、地政学的に重要なウズベキスタンとの関係を重視しており、両国間に深い友好関係が築かれていることを嬉しく思う旨述べました。また、新型コロナによる困難な状況を乗り越え、幅広い分野で両国の戦略的パートナーシップを更に拡大・深化していきたい旨表明しました。
  2. これに対し、ウムルザーコフ副首相から、新型コロナ対策を始めとする日本からの支援に感謝の意を表するとともに、昨年12月のミルジヨーエフ大統領訪日の際に合意した日本との経済協力案件の着実な実施に向け、引き続き緊密に連携したい旨述べました。
  3. また、茂木大臣から、日本は、「中央アジア+日本」対話を軸に中央アジアの「開かれ、安定し、自立した」発展に貢献していく旨述べ、さらに、これまでウズベキスタンと共有してきた自由で開かれた国際秩序の重要性を改めて指摘しました。ウムルザーコフ副首相からは、国際問題についての両国の立場は極めて近い旨、また「中央アジア+日本」対話を通じた協力にも積極的に取り組んでいく旨の発言がありました。
  4. 茂木大臣から、両国の友好関係の更なる発展に向け、来年夏に人類がウイルスに打ち勝った証として開催予定の東京オリンピック・パラリンピック競技大会及び2025年の大阪・関西万博へのウズベキスタンからの積極的な参加に期待を表明しました。両者は、2022年の両国外交関係樹立30周年を見据え、引き続き緊密に連携・協力していくことで一致しました。