令和2年12月14日

 12月11日(現地時間同日)、ガボン共和国の首都リーブルビルにおいて、我が方、野口修二駐サントメ・プリンシペ民主共和国日本国特命全権大使(ガボンにて兼轄)と先方エリザ・ペレイラ・アフォンソ・デ・バロス駐ガボン・サントメ・プリンシペ民主共和国特命全権大使(H.E. Ms. Elisa PEREIRA AFONSO DE BARROS, Ambassador Extraordinary and Plenipotentiary of the Democratic Republic of Sao Tome and Principe to the Gabonese Republic)との間で、供与額2.5億円の無償資金協力(食糧援助)に関する書簡の交換が行われました。

  1. サントメ・プリンシペでは、政府の社会経済開発及び貧困削減に向けた努力にもかかわらず、国内の農作物の生産量は減少傾向にあり、依然として食料自給率は低く、輸入農作物に大きく依存していることから、食料安全保障体制の強化は喫緊の課題となっています。
  2. この協力は、サントメ・プリンシペの食料安全保障の改善及び開発課題の解決を図ることを目的として、同国の食料及び栄養が不足している人々に対し、我が国政府米による食糧援助を実施するものです。
  3. 我が国は、2019年8月に開催した第7回アフリカ開発会議(TICAD7)において、「強靱かつ持続可能な社会の構築への貢献」を表明しており、この協力は同表明を具体化するものです。
[参考]サントメ・プリンシペ基礎データ
サントメ・プリンシペ民主共和国の面積は1,001平方キロメートル(東京都の約半分)。人口は21.1万人(世界銀行、2018年)、1人当たり国民総所得(GNI)は1,890米ドル(世界銀行、2018年)。