令和2年12月10日

 11月30日から12月9日まで、日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の両国の地先沖合における漁業の分野の相互の関係に関する協定(日ソ地先沖合漁業協定)に基づく日ロ漁業委員会第37回会議がテレビ会議方式で開催されました。概要は以下のとおりです。

  1. 出席者
     この会議には、我が国から藤田仁司水産庁資源管理部長を始め、外務省、水産庁、北海道庁及び関係団体の関係者が、ロシア側からピョートル・サフチュク連邦漁業庁副長官(Mr. SAVCHUK Petr, Deputy Head of the Federal Agency for Fishery)を始め、連邦漁業庁、連邦保安庁国境警備局他の関係者が、それぞれ出席しました。
  2. 会議の結果
     今回の会議では、2021年の日露双方の200海里水域における相手国漁船の操業条件等について協議しました。協議の結果、日露双方で一致した操業条件等は以下のとおりです。
  • (1)2021年のロシア200海里水域における日本漁船の操業条件等
    • ア 相互入漁
      • (ア)総漁獲割当量 90,000トン(前年90,000トン)
      • (イ)主な魚種別の漁獲割当量
        • サンマ 70,927.4トン(前年70,927.4トン)
        • スルメイカ 5,814.25トン(前年5,814.25トン)
        • マダラ 810.0トン(前年810.0トン)
      • (ウ)総隻数 585隻 (前年592隻)
    • イ 有償入漁
      • (ア)総漁獲割当量 1,062.2トン(前年1,062.2トン)
      • (イ)見返り金 4,112.2万円(前年4,112.2万円)
      • (ウ)総隻数 22隻(前年22隻)
  • (2)2021年の日本200海里水域におけるロシア漁船の操業条件等 相互入漁
    • ア 総漁獲割当量 90,000トン(前年90,000トン)
    • イ 主な魚種別の割当量
      • サバ 51,500トン(前年51,500トン)
      • マイワシ 23,500トン(前年23,500トン)
      • イトヒキダラ 15,000トン(前年15,000トン)
    • ウ 総隻数 89隻(前年89隻)