厚生労働省はこのほど、優れた技能と経験を持ち、担当する現場や部署で作業の安全を確保して優良な成績を挙げた職長114名を、令和2年度の「安全優良職長」として厚生労働大臣から顕彰することを決定しました。
 
 この制度は、労働災害による休業4日以上の被災者数が約12万人を超える(令和元年)中、高い安全意識を持って適切な安全指導を実践してきた優秀な職長を顕彰することにより、その職長を中心とした事業場や地域における安全活動の活性化を図ることを目的に実施しています。平成10年度から始まり、今回で23回目となります。
 
 なお、例年、安全優良職長厚生労働大臣顕彰式典を実施していましたが、今年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、顕彰式典は、実施しません。
 
 
※「職長」とは、事業場で部下の作業員を直接指揮監督し、作業の安全確保・遂行に責任を持ち、第一線において「安全」を実現する監督者のこと。班長、作業長などとも呼ばれ、「安全のキーパーソン」と言われる。