令和2年12月4日
農林水産省

農林水産省は、令和2年12月2日の、令和3年産さとうきびに係る甘味資源作物交付金の単価及びでん粉原料用かんしょに係るでん粉原料用いも交付金の単価の決定に合わせて、「甘味資源作物の生産振興対策」を決定いたしましたので、お知らせします。

甘味資源作物の生産振興対策

○さとうきびについては、土づくりや優良品種への転換等の取組、生産基盤の整備、機械化一貫体系を前提とした作業受託組織等の育成・強化等、産地の生産性向上の取組を支援する。

○自然災害からの生産回復等を支援するためのセーフティネットとして「さとうきび増産基金」の予算を引き続き確保する。

○鹿児島県及び沖縄県における砂糖製造業の働き方改革を実現するため、省力化等の施設整備を支援する。

○かんしょについては、多収新品種(こないしん)への転換や生分解性マルチの導入、省力化や作業受委託の拡大を図るための農業機械の導入等、産地の生産性向上の取組を支援する。

○サツマイモ基腐病への対策として、被害地域の実態等を踏まえ、次期作への被害を最小限としながら、かんしょ生産を継続的に行うための支援を行う。

てん菜については、生産コストの削減を図り、将来にわたり、持続的な輪作体系が構築されるようにするとともに、砂糖の調整金収支の赤字を解消し、糖価調整制度の健全な維持を図るため、加糖調製品の調整金の収支の現状等を見据え、てん菜に関する現行ルールのあり方について、関係者による検討を行う。

(参考)甘味資源作物の生産振興対策の公表について
参照URL:https://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/kansho/index.html

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