2020年10月13日

10月12日(月曜日)、経済産業省及びアジア太平洋エネルギー研究センター(APERC)は、「第9回LNG産消会議」を開催しました。
2012年の第1回開催以来初となるオンライン開催となった本会議では、27ヵ国の閣僚級や、約60以上の企業・国際機関のトップからいただいたメッセージをホームページに掲載するとともに、当日は世界52ヵ国・地域から約1,900人の参加登録を得て、LNGを取り巻く環境が大きく変化する中で、LNGに期待されること、それに向けて取るべきアクションについて議論を深めました。

※12日に開催されたLNG産消会議2020の冒頭にて一部の方に音声/映像の不具合がありましたこと深くお詫びいたします。事前にお知らせさせていただいておりましたとおり本日のセッションは全てアーカイブをYouTube上に公開させていただきます。全体の公開に先駆けてセッション1のオリジナル音声の動画をYouTubeに公開しましたのでお知らせします。
YouTube URL外部リンク(全体のアーカイブは13日中に公開します。)

会議の概要

  • 目下のLNG市場は、新型コロナウィルス感染拡大による世界経済後退の影響を受けたLNG需要の落ち込みや、スポット価格の歴史的な低水準など、より一層不透明感が増しております。加えて、世界的には、脱炭素化、エネルギー転換への大きな動きが欧州を中心に起こっております。

  • このような中で、第9回LNG産消会議は、アジアLNG市場が、世界の気候変動問題にも対応しつつ、経済回復と成長を支え得る存在となるために何が求められるのか、主に①供給国と需要国双方に裨益する持続可能な価格メカニズムの追求、②LNGバリューチェーンの中における脱炭素化の追求、の2つのテーマで議論を行い、今後、産消国双方がさらにWin-Winとなるために必要な要素を検討しました。

  • 梶山経済産業大臣からは、気候変動対策にしっかりと取組みながら、エネルギーの安定供給を確保し、持続的な経済成長を実現するという「責任あるエネルギー行政」の必要性も呼びかけました。

  • その上で、更に梶山経済産業大臣から、①クリーンなLNGをよりクリーンに使う世界的潮流を作りあげることを目指すこと、②LNG取引の更なる多様化を通じて、LNGの魅力を向上させていくこと、③COVID-19下でも、日本として、継続的なファイナンス支援やオンラインも活用した人材育成支援を積極的に実行していくことをお伝えするとともに、2016年に策定した「LNG市場戦略」を見直し、新たな時代に即した戦略を策定することを発表しました。

担当

  • 資源エネルギー庁 長官官房国際課長 小泉
    担当者: 松田、久田、松村

    電話:03-3501-1511(内線 4491)
    03-3501-0598(直通)
    03-3595-3056(FAX)

  • 資源エネルギー庁 資源・燃料部石油・天然ガス課長 早田
    担当者: 中山、平井、手代木、川島

    電話:03-3501-1511(内線 4641~6)
    03-3501-1817(直通)
    03-3501-8563(FAX)