令和2年10月2日

 10月2日(現地時間同日)、タジキスタンの首都ドゥシャンベにおいて、我が方、宮下孝之駐タジキスタン共和国日本国特命全権大使と先方シロジッディン・ムフリッディン・タジキスタン共和国外務大臣(H.E. Mr. Sirojiddin MUHRIDDIN、Minister of Foreign Affairs of the Republic of Tajikistan)の間で、供与限度額2億6,000万円の無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換が行われました。

1 この協力は、タジキスタンの将来を担う若手行政官等が、日本の大学院で学位(修士又は博士)を取得するために必要な経費等を供与するものです。タジキスタンでは国づくりを担う人材が不足しており、同国による主体的な国づくりを促進するための人材育成が課題となっています。

2 今回の協力により、最大で修士課程に15名及び博士課程に1名のタジキスタンの若手行政官等が訪日することになります。これにより、タジキスタンの将来を担う人材が専門知識を修得し、同国の持続的で安定した経済・社会発展が可能となる国づくりに活かされるとともに、我が国に対する理解を深めることが期待されます。

[参考]タジキスタン共和国基礎データ
 タジキスタン共和国は、面積14.31万平方キロメートル(日本の約4割)、人口約930万人(2019年、国連人口基金)、人口一人当たり国民総所得(GNI)は1,030米ドル(2019年、世界銀行)。