令和2年8月7日

 8月6日(現地時間同日)、パキスタン・イスラム共和国の首都イスラマバードにおいて、我が方、松田邦紀駐パキスタン日本国特命全権大使と先方ヌール・アフメド経済省次官(Mr. Ahmed Noor, Secretary to the Government of the Islamic Republic of Pakistan, Ministry of Economic Affairs)との間で、供与限度額3億1,800万円の若手行政官等育成のための無償資金協力(「人材育成奨学計画」)に関する交換公文の署名が行われました。

1 この計画は、パキスタンの若手行政官等が、我が国で学位(修士または博士)を取得するために必要な学費等を供与するものです。

2 この協力により、最大で修士課程18名及び博士課程2名のパキスタンの行政官等が自国の開発や発展に必要な各分野の専門的知識を日本で習得し、帰国後、同国政府の政策立案等に貢献することが期待されます。また、日・パキスタン間の相互理解及び友好関係の強化に加え、国際的な知的ネットワークの強化に寄与する人材の育成につながることが期待されます。

[参考]パキスタン・イスラム共和国基礎データ
 パキスタン・イスラム共和国は、面積約79.6万平方キロメートル(日本の約2倍の大きさ)、人口2.12億人(2018年、世界銀行)、人口1人当たりの国民総所得(GNI)1,590米ドル(2018年、世界銀行)。