令和2年7月9日

 7月9日午後8時頃から約100分間、秋葉剛男外務事務次官は、訪日中のスティーブ・ビーガン米国務副長官兼北朝鮮担当特別代表(Mr. Stephen E. Biegun, Deputy Secretary of State and Special Representative for North Korea of the United States)と夕食をはさみつつ、会談を行ったところ、概要は以下のとおりです。

1 両者は、新型コロナウイルス感染症への対応が、引き続き重要な課題であり、ワクチンや治療薬の開発を含めたウイルスへの対応に当たり、日米で協力を更に強化していくことで一致しました。

2 また、両者は、新型コロナウイルス感染症拡大の中において、日米が連携して自由で開かれたインド太平洋(FOIP)を維持・強化することが一層重要であり、この地域の課題に連携して取り組んでいくことで一致しました。

3 両者は、強固な日米同盟の下で、引き続き、北朝鮮を含む地域情勢や国際社会における共通の課題に連携して取り組んでいくことを確認し、幅広く意見交換を行いました。特に、最近の北朝鮮情勢について意見交換を行い、拉致核、ミサイルといった諸懸案の解決に向けて日米間で引き続き緊密に連携していくことを確認しました。