2020年7月7日

経済産業省は関係省庁と共同で、7月7日に松本経済産業副大臣の出席の下、第1回グリーンイノベーション戦略推進会議 兼 第1回グリーンイノベーション戦略推進会議ワーキンググループを開催しました。

1.開催概要

日時

7月7日(火曜日) 9時00分~12時00分

場所

経済産業省本館17階 第1~第3共用会議室
注)新型コロナウイルスの感染防止のため、オンライン会議システムを併用しての開催。

参加者

経済産業省 松本経済産業副大臣、産業技術環境局 飯田局長、渡邊審議官(エネルギー・環境担当)、
(公財)地球環境産業技術研究機構 山地副理事長・研究所長、有識者委員、等

2.内容

1.「ビヨンド・ゼロ」に向けた取組の具体化

気候変動が世界的な課題となるなか、ゼロエミッションを超えてストックベースのCO2を削減していく「ビヨンド・ゼロ」の実現に向けて、「革新的環境イノベーション戦略」が本年1月に策定されました。グリーンイノベーション戦略推進会議はこの戦略を着実に実行する司令塔として設置され、本日第一回戦略推進会議及びワーキンググループが開催されました。会議冒頭、松本経済産業副大臣より、この会議を通じて、「ビヨンド・ゼロ」に向けたイノベーションをより一層力強く進めていく旨、御挨拶いただきました。

その後、有識者委員参加の下、戦略の進捗報告を受け、技術開発テーマ毎に進捗状況を一覧できる「イノベーション・ダッシュボード」や、各テーマの進捗を管理する専門家を任命する「イノベーション・アナリスト」の設置検討など、今後の戦略推進に関する議論が行われました。

2.カーボンリサイクル/CCUSに関する議論

グリーンイノベーション戦略推進会議の中で、カーボンリサイクル/CCUSに係る最先端の取組を企業から御発表いただき、続いて開催されたワーキンググループにおいて、国内外の技術開発の動向や施策について議論されました。

3.今後の展開に関する議論

革新的環境イノベーション分野へのESG投資*を始めとする民間資金の呼び込みを促進するために今般立ち上げられた、脱炭素社会の実現に向けたイノベーション創出を目指す企業の取組を応援する新しいプロジェクトである「ゼロエミ・チャレンジ」の開始を発表しました。また、新型コロナウイルス等の状況を踏まえた社会変化がエネルギー環境分野に及ぼす影響及び今後の対応等についても議論がなされました。

グリーンイノベーション戦略推進会議では、毎年、革新的環境イノベーション戦略の進捗状況等を取りまとめた「革新的環境イノベーション戦略プログレスレポート」を国内外に発信していきます。

*ESG投資:従来の財務情報だけでなく、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)要素も考慮した投資

松本経済産業副大臣の冒頭挨拶

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担当

産業技術環境局エネルギー・環境イノベーション戦略室長 梅原
担当者:長山、桧森

電話:03-3501-1511(内線 3367)
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