~ものづくり企業におけるデジタル技術活用と人材育成に向けた取り組みなどを紹介~
政府は本日、「令和元年度ものづくり基盤技術の振興施策」(「ものづくり白書」)を閣議決定し、国会に報告しました。
「ものづくり白書」は、「ものづくり基盤技術振興基本法」第8条に基づき国会に毎年報告する年次報告書で、政府がものづくり基盤技術の振興に関して講じた施策を取りまとめたものです。この白書は、経済産業省、厚生労働省、文部科学省が連携して作成しており、平成13(2001)年の白書から、今回で20回目の公表となります。
■「ものづくり白書」の構成(2部構成)
【第1部】ものづくり基盤技術の現状と課題
第1章 我が国ものづくり産業が直面する課題と展望(経済産業省)
第2章 ものづくり人材の確保と育成(厚生労働省)
第3章 ものづくりの基盤を支える教育・研究開発(文部科学省)
【第2部】令和元年度においてものづくり基盤技術の振興に関して講じた施策
厚生労働省担当の「第1部 第2章」では、ものづくり人材の育成に関する厚生労働省の取り組みや施策について記述しています。ものづくり産業でのデジタル技術活用の取り組みにより、どのような人材確保・育成に対する成果を生み、その成果を生んだ取り組みにはどのような特徴がみられるかを分析しています。
■第1部 第2章「ものづくり人材の確保と育成」のポイント
第1節 デジタル技術の進展とものづくり人材育成の方向性 1 ものづくり労働者の雇用・労働の現状 〇 国内の製造業就業者数は、2002年から20年間で11.6%減少しており、全産業に占める製造就業者の割合も減少傾向である。 また、製造業に関する事業所数も、18年間で約半数になっている。【P.130 図212-1、P.135 図215-1】 〇 国内総生産(名目GDP)における産業別構成比の変化と推移をみていくと、製造業は20年間で徐々に減少しているが、事業所 2 ものづくり現場を取り巻く環境変化とものづくり人材の確保 〇 一方で、デジタル技術を活用している企業では、主力製品の製造に当たって重要となる作業内容の5年後の見通しにおいても、 3 ものづくり現場におけるデジタル技術の活用と人材育成 |
「ものづくり白書」は、厚生労働省ホームページの「統計情報・白書」のページからダウンロードできます。
https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/
ほかには、全国の政府刊行物サービス・センターなどでも販売する予定です。
■添付資料
・「令和元年度ものづくり基盤技術の振興施策」(ものづくり白書)本文
・令和元年度ものづくり白書「第2章 ものづくり人材の確保と育成」のポイント