令和2年5月19日

 5月19日,午後4時10分頃から約30分間,茂木敏充外務大臣は,ヒシャムディン・フセイン・マレーシア外務大臣(YB Dato’ Seri Hishammuddin bin Tun Hussein, Minister of Foreign Affairs of Malaysia)と電話会談を行ったところ,概要は以下のとおりです。

1 冒頭,茂木大臣からヒシャムディン大臣に対し,外相就任の祝意を伝えるとともに,「東方政策(PDF)別ウィンドウで開く」も踏まえ,新政権との間でも両国間の戦略的パートナーシップを強化していきたい旨述べました。

2 続いて両大臣は,新型コロナウイルス感染症に対応していくためには国際連携が引き続き重要であることを確認しました。また,茂木大臣から,新型コロナウイルス感染症に関する日本からマレーシアへの協力(技術支援・医療物資供与,アビガン錠の供与等)について説明するとともに,第三国からの邦人の帰国支援に謝意を表しました。さらに,茂木大臣より,医療用品の安定供給について協力を求めました。これに対し,ヒシャムディン大臣からは,日本からの支援に対する謝意が表明されるとともに,それぞれの自国民の帰国支援について今後とも緊密に連携していきたい旨発言があり,両大臣は,今後とも二国間協力を進めていくことを確認しました。

3 さらに,茂木大臣から,状況が落ち着き次第,様々な二国間対話や人的交流を推進していきたい,特に8月に予定されているASEAN関連外相会議11月のマレーシアでのAPEC閣僚会議での議論を楽しみにしていると述べたのに対し,ヒシャムディン大臣も日・マレーシア関係を強化していきたいと述べ,両大臣は二国間関係を一層発展させていくことで一致しました。