2020年4月11日

4月10日(金曜日)夜、G20臨時エネルギー大臣会合がテレビ会議形式で開催され、梶山経済産業大臣が参加しました。新型コロナウイルス(COVID-19)等への対応について各国との協力を確認し、閣僚声明を採択しました。

今回のG20エネルギー大臣臨時テレビ会議は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、エネルギー市場の安定化及び世界経済の強化に向けた協力を促進するため、本年のG20議長国であるサウジアラビアの呼びかけによって開催されたものです。会議はテレビ会議形式で行われ、梶山経済産業大臣が参加しました。

会合中、梶山大臣からは、①今般の経済状況下において、原油市場の安定が極めて重要であること、②原油市場の不安定な状況が継続した場合、経済回復局面で十分なエネルギーが供給されない恐れがあることを指摘するとともに、③石油のサプライチェーンの途絶を避けるため、十分な防護措置が必要であるとした上で、G20で各国が講じた対策のベストプラクティスを共有することを提案しました。

また各国とは、不安定なエネルギー市場が実態経済に多大なる悪影響を与えていること、経済活動にとっての礎としてのエネルギー安全保障が重要であることなどを認識し、市場安定化、エネルギー安全保障強化の観点からG20として連携を強化していくことを確認しました。

閣僚声明では、主に以下の内容に合意しました。

  • G20としてエネルギー市場の安定を確保し、低廉で安全なエネルギーを確保することが危機への対応、そして回復局面で重要であることに合意。
  • G20で生産者と消費者の利益のバランス、エネルギー安全保障、持続的なエネルギー流通を確保するため、必要なあらゆる措置を講じることにコミットする。
  • 短期フォーカスグループを設置し、対応策の監視を行うとともに、国際機関と連携し、その評価を定期的にG20のエネルギー大臣に報告する。
  • 必要に応じてより早期に再び参集する準備をしつつ、COVID-19のパンデミックへの対応と、より広いG20のエネルギーアジェンダについて、9月に予定されている会議で報告する。

関連資料

担当

資源エネルギー庁長官官房国際課長 金子
担当者: 藤岡、鈴木
電話:03-3501-1511(内線 4491~4)
03-3501-0598(直通)
03-3595-3056(FAX)

資源エネルギー庁資源・燃料部政策課長 西山
担当者:矢口、多久島
電話:03-3501-1511(内線 4631~6)
03-3501-2773(直通)
03-3595-1598(FAX)