令和2年4月3日

1 4月3日,外務省の呼びかけで,我が国が東日本大震災以降,106回目となる東京電力福島第一原子力発電所(福島第一原発)のALPS処理水の現状に関する在京外交団向け説明会をテレビ会議で実施し,19の国と地域から27名が参加しました。

2 冒頭,外務省から,英文広報資料英文(PDF)別ウィンドウで開く和文概要(PDF)別ウィンドウで開く)を用いて,本年2月のグロッシー国際原子力機関(IAEA)事務局長訪日時のALPS処理水についての日本の取組等に対する発言等を含む,福島第一原発の廃炉に向けた日本政府の取組み全般につき紹介しました。続けて,資源エネルギー庁から,「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会」報告書に関するIAEAのレビュー結果の概要につき説明を行うとともに,東京電力から,3月24日に公表された同小委員会報告書を受けた東京電力の検討素案等につき説明を行いました。

3 この後,参加者との間で質疑応答が行われました。

4 我が国としては,今後も関係省庁一体となって,東電福島第一原発の状況についての情報を国際社会に対して透明性をもって丁寧に説明していく考えです。

[参考1]参加国・地域
イタリア,インドネシア,英国,韓国,キューバ,シンガポール,スイス,ドイツ,トルコ,ニカラグア,
バーレーン,フィリピン,フランス,米国,ベルギー,モルドバ,ラオス,ルワンダ,台湾

[参考2]ALPS処理水
 ALPS(多核種除去設備(Advanced Liquid Processing System))を含む複数の浄化設備で浄化処理した水。