~タンク内などの屋内でドローンを活用できるよう範囲を拡大 ~

 厚生労働省は、このたび、総務省消防庁および経済産業省と連携し、石油コンビナートなどのプラント保安分野におけるドローンの安全な利用の促進に向け、「プラントにおけるドローンの安全な運用方法に関するガイドライン」と「プラントにおけるドローン活用事例集」の改訂を行いました。
 
 平成30年度第2回「石油コンビナート等災害防止3省庁連絡会議」では、プラント内でのドローンの安全な運用方法に関する「ガイドライン」と、国内外企業の先行事例を盛り込んだ「活用事例集」をとりまとめ、公表しました。しかし、このガイドラインは屋外のみを対象としており、活用範囲が限定されたものでした。そこで今回の改訂では、ドローンのタンク内での実証実験などを行い、屋内でドローンを活用できるよう、範囲を拡大しました。
 
 今回のガイドライン改訂によって、石油コンビナートなどのプラント内での更なる点検の容易化、点検頻度の向上が期待されます。
 

<「ガイドライン」・「活用事例集」の改訂ポイント>
(1)ガイドラインにおいては、第3章 設備開放時における屋外でのドローンの活用方法に、屋内においてドローンを活用する際のリスクアセスメントやリスク対策の留意事項を追加

(2)活用事例集においては、従来の国内外のプラント、ドローン事業者の先行事例及び屋外における実証実験結果に加え、新たにタンク内での実証実験を通じて得られた知見を追加

 
※ 「石油コンビナート等災害防止3省庁連絡会議」は、石油コンビナートなどでの爆発火災などの重大災害の防止を目的に、平成26年から厚生労働省、総務省消防庁、経済産業省の3省が一体となった取り組みを進めるために発足したものです。
 
【別添1】ガイドラインの概要等
【別添2】活用事例集抜粋(追加部分)
*改訂ガイドラインおよび活用事例集Ver2.0の全文は、3省連絡会議3省共同運営サイトに掲載されます。
URL: https://www.fdma.go.jp/relocation/neuter/topics/fieldList4_16.html