令和2年2月25日(火)

 今朝の閣議において,法務省案件はございませんでした。

検察官の勤務延長に関する質疑について

【記者】
 東京高検検事長の勤務延長をめぐり,法務省が先週金曜日に「決裁は口頭で行った」というように説明されましたが,文書が存在しない口頭での決裁が正式な決裁と言えるのかという疑問があります。この点につきまして,大臣の所見をお願いいたします。

【大臣】
 決裁というものは責任者が部下の提出した案の採否を決定することでございますので,口頭の決裁もあれば,文書の決裁もあり,どちらも正式な決裁だと理解しております。その上で,文書における決裁をとらなければならない場合というのは決められているわけですが,今回はそれに当たらないと整理いたしました。御指摘の文書については,内閣法制局と協議するに当たって,事務次官まで部内で文書を確認して,その内容を了解するという口頭の決裁を経ました。そういう意味で,私の答弁も「部内で必要な決裁をとった」としておりますし,また予算委員会理事会での官房長の説明も「口頭で必要な決裁を得ている」とお答えをしたところでございます。

(以上)