2020年1月21日

特許庁は、1月21日(火曜日)から、商標制度の普及啓発を目的とした動画及び特設サイト「商標拳~ビジネスを守る奥義~」を公開します。特に中小企業に対して、商標制度について無関心であることの経営リスクについて気付いてもらい、商標制度に関心を持ってもらうことを目指します。

1.背景

特許庁では、2018年8月から、デザイン思考を用いた行政サービスの改善に取り組んでいます。

デザイン経営のプロジェクトの国内サービス・ブランディングチームは、中小企業ヒアリングを通じて、商標権にまで手が回らない者や無関心な者もおり、それらの方々に対して積極的なアプローチができていないことが大きな課題となっていることを確認しました。

そこで、それらの方々に対して、「商標権はビジネスの基本」、「商標権を知らずにビジネスをすることは経営上の大きなリスク」というメッセージを普及させることを目指し、動画及び特設サイトを公開します。

「デザイン経営プロジェクト」レポートを取りまとめました(2019年4月4日ニュースリリース)

  • 動画及び特設サイトの基本イメージの画像動画及び特設サイトの基本イメージ

2.概要

(1)公開日

令和2年1月21日(火曜日)

(2)タイトル

「商標拳~ビジネスを守る奥義~」

(3)内容

ⅰ.動画

模倣品の被害に遭い窮地に陥る一企業の社長が、「商標拳(権)」を会得しニセモノを製造する悪徳模倣品業者に立ち向かうストーリーの動画を公開します。

商標普及啓発動画-JPO Channel(Youtube)外部リンク

ⅱ.特設サイト

商標制度の理解浸透を図るため、商標権の基礎知識や商標権を活用した好事例等とともに、無料で専門家に相談できる「知財総合支援窓口」等を紹介します。

「商標拳~ビジネスを守る奥義~」特設サイト外部リンク

3.参考

国内の中小企業数は、およそ358万と全企業数の99.7%以上を占めるが、その内、2018年に商標出願した中小企業は約3万者と、わずか0.8%。

  • 円グラフの画像

担当

特許庁 総務部 広報室長 鹿戸
担当者:商標課 藤村、石井

電話:03-3581-1101(内線 2805)
03-3580-6864(直通)
03-3580-5907(FAX)