1. 1 本16日(現地時間同日),アフガニスタン・イスラム共和国の首都カブールにおいて,髙橋良明在アフガニスタン臨時代理大使とパトリシア・マクフィリップス国連教育科学文化機関(UNESCO)アフガニスタン事務所長(Ms. Patricia McPhillips, Director, UNESCO Afghanistan)との間で,7億7,500万円を供与額とする無償資金協力「ノンフォーマル加速教育プログラム改善・普及計画(UNESCO連携)」に関する交換公文の署名式が行われました。

    2 アフガニスタンにおける15歳以上の識字率は約34.8%と非常に低く,世界最低レベルにあります。アフガニスタン政府にとって持続可能な平和,経済成長及び貧困削減といった目標を達成するうえでも,15歳以上の成人の基礎・識字教育を改善・普及することは喫緊の課題です。

    3 この協力は,アフガニスタン全土において,主に15歳から24歳を対象とした識字・就業教育と教師への教育訓練及び教材作成・配布等を行うことを通じて,健康かつ責任ある市民として必要な知識,技術及び判断力向上を図ることにより,アフガニスタンの持続的・自立的発展に寄与するものです。この協力によって,事業完了後には,全国の識字率が40%に向上することが見込まれます。

    [参考]アフガニスタン・イスラム共和国基礎データ
     
     アフガニスタンの面積は65.2万平方キロメートル(日本の約1.7倍),人口は約3,717万人(2018年,世界銀行),1人当たりの国民総所得(GNI)は550米ドル(2018年,世界銀行)。