1. 1 11月4日から12月13日まで,国連活動支援局が実施する国連PKO支援部隊早期展開プロジェクト(The UN Project for Rapid Deployment of Enabling Capabilities)の一環として,ベトナム人民軍の工兵(施設)要員を対象とした重機の操作訓練に,陸上自衛官19名を派遣します。

    2 日本は,PKOの円滑化に欠かせない施設や輸送の分野で確かな信頼を得てきました。今後ともPKOの早期展開を支援し,質の高い活動を実現するため,平成26年9月の国連PKOハイレベル会合において,安倍晋三内閣総理大臣から,工兵(施設)部隊の装備品及び要員が迅速に任務を開始するための貢献策を表明(PDF)別ウィンドウで開くしました。これを受け,我が国は,国連に対して訓練の実施に必要な資金を外務省から拠出するとともに,平成27年以降,陸上自衛官等を派遣してアフリカ諸国の工兵(施設)要員に対し訓練を実施してきました。

    3 昨年,国連は,本プロジェクトを初めてアジア及び同周辺地域で実施することを決定しました。我が国は,同年実施された試行訓練に陸上自衛官19名及び内閣府国際平和協力研究員1名を派遣しており,今般の派遣も,これに引き続き実施するものです。

    [参考]訓練概要

    • 訓練期間 :11月4日から12月13日
    • 派遣先  :ハノイ近郊(ベトナム人民軍第249工兵旅団駐屯地)
    • 教官要員等:大塚諭3等陸佐以下19名
    • 事業内容 :ベトナム人民軍の工兵要員に対する重機の操作や整備の教育